アイアンテーラー(英:Iron Tailor)は、日本の競走馬。主な勝ち鞍は2018年のクイーン賞。

経歴

2歳(2016年)

10月1日阪神ダート1800mの新馬戦に鞍上鮫島良太で出走。単勝オッズは6番人気に留まったが、レースでは先手を取って逃げ、そのまま上がり3ハロン最速タイの末脚で押し切って新馬勝ちを収めた。

次走の11月19日京都のもちのき賞(500万下)では3番人気に推され、離れた2番手から前を追走し直線半ばで先頭に立ったが、ゴール手前で後続集団に差され4着となった。

続く12月17日阪神の樅の木賞(500万下)では新馬戦と同じく逃げの手を打ったものの、5着に終わった。

3歳(2017年)

その後は約10カ月の休養を挟み、10月21日京都の500万下競走で復帰したが、ブービーの14着に敗退。

次走の11月19日福島の500万下競走には2番人気で出走したものの5着、続く12月9日中京の500万下競走でも6着となり、この年を終える。

4歳(2018年)

年明け初戦の1月6日京都の500万下競走では松山弘平に乗り替わり、終始先頭でレースを進めて2着に3馬身差を付けて快勝、1番人気に応えた。続く1月28日京都の1000万下競走でも昇級初戦ながら1番人気に推されたものの、直線では粘り切れず5着に敗れた。

3ヵ月ぶりのレースとなった4月21日京都の1000万下競走では2番手から競馬を進めたものの14着に惨敗し、次走5月20日京都の1000万下競走では9番人気まで支持を落としたが、レースでは再び先頭でレースを引っ張り、勝ち馬には離されたものの2着に入った。

その後は500万下条件に降格。浜中俊に乗り替わって出走した6月16日阪神の500万下競走では1番人気に推されると、2着に6馬身差を付けて逃げ切り勝ちを収めた。6番人気での出走となった次走7月14日中京のインディアT(1000万下)でも再び逃げ切って優勝した。

9月15日阪神のオークランドRCT(1600万下)では粘り切れず4着に終わったが、続く10月6日京都の平城京S(1600万下)では後続の追走をクビ差凌いで優勝し、オープン入りとなった。次走は初の重賞かつ初のJpnI挑戦となる11月4日京都のJBCレディスクラシックに出走し、最内枠から果敢にハナを奪って逃げたものの8着に終わった。

年内最終戦として12月12日船橋のクイーン賞に出走。交流重賞3勝のプリンシアコメータに次ぐ2番人気に推されるとここでも先手を取って逃げ、2着サルサディオーネに3馬身差を付けて快勝、重賞初制覇を飾った。

5歳(2019年)

この年の初戦として1月23日大井のTCK女王盃に出走し3番人気に推されたものの、最後の直線では手応えなく後退し、ブービーの12着に大敗した。続く4月17日船橋のマリーンカップは直前まで1番人気に推されていたオウケンビリーヴの競走除外により単勝オッズ1.7倍での出走となったが、最後の直線半ばで外からラーゴブルーに交わされて2着となった。

その後はエンプレス杯への出走を予定していたが、5月2日に放牧中の事故のため死亡した。

競走成績

以下の内容は、netkeiba.comの情報に基づく。

  • タイム欄のRはレコード勝ちを示す。

血統表


  • 半姉マエストラーレの仔に2018年JRA賞最優秀ダートホースのルヴァンスレーヴ、半姉チュウワブロッサムの仔に2019年のJBCクラシックに優勝したチュウワウィザードがいる。
  • 社台グループの名牝系であるファンシミン系に属し、同じ牝系からはアドマイヤマックスやラインクラフト、ソングオブウインドなど活躍馬が多数輩出されている。

脚注

注釈

出典

外部リンク

  • 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ

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