KontactはKDE用の個人情報マネージャとグループウェアソフトウェアスイートである。カレンダー、コンタクト、To-doリスト、ニュースとメールをサポートする。多くのアプリケーションをアプリケーション内に組み込むためにKPartsを利用している。

歴史

最初のグループウェア・コンテナ・アプリケーションはMatthias Hölzer-Klüpfelによって書かれ、のちにKDEのソースレポジトリに移されたあとはDaniel Molkentinによって保守された。このコンテナ・アプリケーションはKontactが動作するのに必須のものだが、組み込みコンポーネントなしでこのコンテナアプリのみでは利用できない。

最初の組み込みコンポーネントはCornelius Schumacherによって作られた。彼は、KAddressBookとKOrganizerの2つのアプリケーションをアドレス帳とオーガナイザーのコンポーネントを作るのに改変した。この段階ではメールクライアントコンポーネントが存在していなかったため、KDEは機能的なグループウェアアプリケーションを欠いていた。しかしながら、Corneliusのこの仕事は、他の開発者がこれをベースに開発を進めるためのプロトタイプとなった。

その後、Don Sandersは、欠けていたメールクライアントコンポーネントをKMailアプリケーションに改変を加えることによって作成した。彼は同時に、メールクライアントコンポーネントを、他のコンポーネントとグループウェア・コンテナ・アプリケーションに統合し、最初のKontactパッケージがリリースされた。このとき、最初のKontactのウェブサイトも作られている。

Daniel Molkentin、Cornelius SchumacherとDon SandersはこれにあたりKonact開発の中核となるチームを形成した。Kmailとコンテナアプリの変更はKDEのソースレポジトリに取り込まれ、Kontactは、KDE 3.2の一部としてリリースされた。

さらにその後、ニュースコンポーネントがKNodeアプリケーションからZack Rusinによって作られ、Kontactはウェブベースのコラボレーションソフトウェアの配置をサポートするように改変が加えられた。

コンポーネント

Kontactは以下を組み込んでいる。

  • 要約ページ: 未読のメール、ミーティングの約束、最新のニュースや天気を表示する
  • メール: KMail - KDE電子メールクライアント
  • コンタクト: KAddressBook - KDE Address Book
  • カレンダー: KOrganizer - KDE用の Personal Organizer
  • To-do: KOrganizer
  • ジャーナル: KOrganizer
  • メモ: KNotes - KDE Notes Management
  • フィード: Akregator - KDEフィードリーダー
  • ニュース (Usenet): KNode
  • ニュースティッカー: KNewsTicker
  • 天気: KWeather

脚注

関連項目

  • David Vignoni: アイコンのデザイナ
  • Evolution (ソフトウェア)

外部リンク

  • Kontact 公式サイト
  • Kontact - KDE UserBase
  • KDE - Kontact - Personal Information Manager
  • The Kontact Handbook

Kontact Flathub

What happened to Kontact app? Applications EndeavourOS

Kontact

Kontact 1 hififorum.de Bildergalerie

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