2022 EB5は、2022年3月11日に地球の大気に突入して消失した、アポロ群に属する地球近傍小惑星。地球に衝突する前に発見された5例目の太陽系小天体となった。
2022年3月11日21時22分 (UTC) 、ノルウェー領ヤンマイエン島南西のノルウェー海上空で大気圏に突入して消失した。この突入によって生じた超低周波音は、グリーンランドとノルウェーで検出された。これらの超低周波音のデータと地球接近時の観測結果から、2022 EB5の大きさは2メートル程度、大気圏突入速度は18 km/s (11 mi/s)、突入によって生じたエネルギーはTNT2キロトン相当と推測された。また、この突入に関係すると見られる青みがかった閃光がアイスランド北部で観測されている。
2022 EB5は、衝突の約2時間前にハンガリーのブダペストの北80キロメートルにあるコンコイ天文台のピスケーシュタトゥ観測所で天文学者Krisztián Sárneczkyによって発見され、小惑星センターに報告された。一時的な符号Sar2593が付され、小惑星センターのNEOCP(Near Earth Object Confirmation Page)にリストされた。
脚注
注釈
出典
関連項目
- 天体衝突
- 地球への衝突が予測された後に地球に衝突した小惑星の一覧
外部リンク
- 2022 EB_5, Daniel W. E. Green, Central Bureau Electronic Telegram, 天文電報中央局, 2022年3月13日
- 2022 EB5 - NeoDyS-2, Near Earth Objects—Dynamic Site
- 天体暦 · 観測予想 · 軌道 · MOID · 適切要素 · 観測情報 · 接近 · 物理的性質 · NEOCC
- 2022 EB5 - ESA–space situational awareness
- 天体暦 · 観測 · 軌道 · 物理的性質 · 概要
- 2022 EB5 - JPL Small-Body Database
- 接近アプローチ · 発見 · 天体暦 · 軌道図 · 軌道要素 · 物理パラメータ




