マラード電波天文台(~でんぱてんもんだい Mullard Radio Astronomy Observatory、略 MRAO)は、イギリスケンブリッジ近郊にある電波天文台。マラード電波観測所とも。

概要

電波干渉法は、1940年代中頃にケンブリッジ大学キャヴェンディッシュ研究所の電波天文学グループのマーティン・ライルによって始められた。1949年にはライフル射撃場に設置されたマイケルソン干渉計による観測からケンブリッジ電波源カタログの初版 (1C)が作られた。

更なる長基線干渉法による観測を行うにはライフル射撃場では手狭だったため、1956年にグループはケンブリッジの南東約10kmのLord's Bridge駅にあった空軍の爆弾庫跡に移転した。真空管製造会社のマラード (Mullard Limited) から10万ポンドの寄付金を調達したことから、新たな観測所は Mullard Radio Astronomy Observatory と命名され、1957年7月25日にエドワード・アップルトンによって開所された。このグループは現在、キャヴェンディッシュ天体物理学グループとして知られる。

設備

主に開口合成技術を用いた観測装置を持つ。

出典

関連項目

運営機関

  • ケンブリッジ大学
    • ケンブリッジ天文台
    • キャヴェンディッシュ研究所

関連人物

  • マーティン・ライル
  • フレッド・ホイル

関連施設

  • マンチェスター大学
    • ジョドレルバンク天体物理学センター
    • ジョドレルバンク天文台(ラベル望遠鏡)

外部リンク

  • Mullard Radio Astronomy Observatory University of Cambridge

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