『ハード・バーゲン』(Hard Bargain) は、アメリカ合衆国のカントリーミュージックのシンガーソングライターであるエミルー・ハリスの26枚目のスタジオアルバムであり、テネシー州トラジェディで録音され、2011年4月26日にリリースされた。このアルバムはハリスのノンサッチ・レコードでの4枚目のソロアルバムとなる。
発売第一週に17,000枚を売り上げ、アルバムはハリスの最も高位のチャートインとなった1980年のブルーグラスLP『雪に映える薔薇のごとく』以来となる米国のビルボードトップカントリーアルバムのナンバー3でチャートインした。同時にビルボード200で18位でチャートインし、同チャートで最も成功したソロLPを1977年の『真珠の舟』から書き換えた。
アルバム情報
エミルーによると、アルバム『ハード・バーゲン』になるはずの曲は2010年8月の4週間で録音された。このアルバムでは、ハリス自身、プロデューサーのジェイ・ジョイス、ジャイルズ・リーヴスの3人の音だけしか聞くことはできない。2010年12月、テネシー州ナッシュビルのLaughing House Studiosで6本のビデオクリップが撮影された。追加の解説付きのこれらのビデオは、アルバムのデラックスリリースのボーナスDVDに含まれている。
オープニングナンバー ”The Road" は、1973年に他界したハリスのの音楽指導者である故グラム・パーソンズに関するものであり、1975年にリリースされた『緑の天使』収録の ”Boulder to Birmingham” 以来初めて彼の死に焦点を当てたハリス作の楽曲である。
"Darlin' Kate" は2010年に癌で亡くなった故ケイト・マクギャリグルへのオマージュである。ケイトと彼女の妹のアンナ・マクギャリグルは1970年代から何度もハリスと一緒に活動してきている。
"My Name Is Emmett Till" は1955年に殺されたアフリカ系アメリカ人の少年、エメット・ティルの物語である。
トラックリスト
パーソネル
- エミルー・ハリス – ボーカル、アコースティックギター
- ジェイ・ジョイス – ギター、ベースギター、キーボード、ピアノ、オムニホース、ガンジョー、マンドリン
- ジャイルズ・リーブス - ドラムス、キーボード、パーカッション、ピアノ、オルガン、ビブラフォン、マリンブラ
チャート
脚注




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