木留神社(きとめじんじゃ)は、長野県長野市若里一丁目にある神社(村社)。
善光寺七社の一。旧荒木村の産土神。
概要
長野駅東口の南西、旧北国街道沿いに鎮座する。周辺は若里公園や大学・病院などが立地する住宅地。
南方に犀川、西方に裾花川が流れる場所で、社名の由来は、善光寺再建のための材木を犀川丹波島の渡しで陸揚げし、境内に留め置いたからだと伝わる。この材木が洪水で流失しそうになったとき住吉明神が守ったという伝説もあるが、これは住吉明神ではなく隣接する蓮心寺の阿弥陀如来だとする説もある。また、単に洪水の際に流木が流れ着きやすかったことに由来する社名だとする説もある。
鳥居をくぐると中央にケヤキの巨木がそびえており、参道はこの前で屈折している。
歴史
社伝によると、正治年間(1199年~1201年)以前の勧請という。延享2年(1745年)火災にあい、古文書・宝物などをなくしてしまった。正徳3年(1713年)、『倭漢三才図会』によれば、社領100石を賜ったという。
明治11年(1878年)に木留神社と改称した。
交通
- JR・長野電鉄長野駅からアルピコ交通(川中島バス)21・22・30〜37系統に乗車、「荒木入口」下車
周辺
- 北国街道
- 蓮心寺
- 若里公園
- 長野県県民文化会館(ホクト文化ホール)
- 県立長野図書館
- 信州大学工学部
- 長野赤十字病院
- 丹波島橋
- 長野市立裾花小学校
脚注
関連項目
- 善光寺七社
- ※印は善光寺三鎮守(三社)
- 美和神社
- 湯福神社※
- 武井神社※
- 妻科神社※
- 加茂神社
- 木留神社
- 柳原神社(笹焼神社)



